コーンブレッドを作るためにコーンミールを探していたら、似たような製品であるコーングリッツやコーンフラワーも見つけました。
これらの製品の違いは、一体何でしょうか？
なお、コーングリッツは比較的安価で手に入ることが多いです。
本記事では、コーングリッツ、コーンミール、コーンフラワーのそれぞれの特徴と違いについてご紹介します。
これらはすべてとうもろこしを原料とする粉ですが、製品ごとに特有の性質があります。
コーングリッツについて
コーングリッツは、とうもろこしの胚乳部分を皮と胚芽から分離した後、粒状に粗く挽いたものです。
色は鮮やかな黄色で、形状は粉よりも粒に近いです。
コーングリッツを活用した料理例です。
- イングリッシュマフィン
- パン
- フライの衣（パン粉の代替品として）
コーングリッツは、シリアルやコーンフレークの材料としても使用されます。
地元の小規模スーパーでは取り扱いがないこともありますので、大型スーパーやデパート、製菓・製パン用品専門店での購入が推奨されます。
また、インターネットでの購入もできます。
コーンミールについて
コーンミールは、さらに細かく挽かれたとうもろこしの粉で、コーングリッツよりも細かい粒度です。
こちらも皮と胚芽を除去し、胚乳部分を細かく砕いています。
コーンミールを使用した料理例です。
- イングリッシュマフィン
- パン
- フライの衣（パン粉の代替品として）
- トルティーヤ
この製品も大型販売店や専門店での取り扱いが主ですが、小規模な店舗では見つかりにくいことがあります。
オンラインショッピングも可能ですよ。
コーンフラワーについて
コーンフラワーは、とうもろこしを非常に細かく挽いた粉で、コーングリッツやコーンミールよりもさらに細かい粒度が特徴です。
コーンフラワーを使った料理例です。
- マフィン
- スコーン
- トルティーヤ
- パン（コーンブレッド）
- ナゲット
コーンフラワーも、特に大型スーパーや製菓・製パン用品専門店での購入がおすすめです。
インターネットでの購入も便利です。
コーンパウダーに関して
コーンパウダーは、トウモロコシから作られる粉末状の食材で、世界的に様々な料理や製品の原材料として使用されています。
その製造方法や粒度によって「コーングリッツ」「コーンミール」「コーンフラワー」といった異なるタイプがあります。
原料と製造プロセス
主にデントコーンやフリントコーンといった、トウモロコシの品種を使用しています。
これらは、一般的に食べられるスイートコーンやポップコーンとは異なる種類です。
- コーングリッツ：皮と胚芽を取り除いた後、トウモロコシを乾燥させて粗く挽いたものです。
- コーンフラワー：非常に細かく挽かれたトウモロコシの粉です。
- コーンミール：粒度がコーングリッツとコーンフラワーの中間に位置する製品です。
特性
グルテンフリーの食品製造にも、広く用いられています。
また、トウモロコシ特有の風味があり、世界各国の料理に取り入れられています。
メキシコのトルティーヤ、イタリアのポレンタ、南アジアのパパッドなどがその例です。
用途
コーンパウダーは、製菓・製パンの材料として広く使用されており、ケーキ、パン、クッキー、マフィン、パイ、クレープなどに利用されます。
また、ソースやスープ、シチューのとろみ付けや揚げ物の衣としても使われることがあります。
特にコーンフラワーを使った揚げ物の衣は、サクサクした食感が得られるとされています。
まとめ
コーングリッツ、コーンミール、コーンフラワーはいずれも、トウモロコシの皮と胚芽を取り除いた胚乳部分を粉砕して作られています。
これらの製品は粒度によって分類され、粗いものから細かいものへとコーングリッツ、コーンミール、コーンフラワーの順になっています。
