間違えて、小さいサイズのデニムを購入してしまったことはありませんか？
体重が増えて、かつてぴったりだった愛用のデニムがきつくなってしまった経験は？
デニムを洗濯すると縮んでしまい、窮屈に感じることがありますよね。
ウエストや太もも、ふくらはぎがきつくて困ることもあるでしょう。
そんな時、どうしますか？
ダイエットをしてサイズダウンするか、新しいデニムを購入するかと思っていませんか？
この記事では、そんな問題を解決するデニムを効果的に伸ばす簡単な方法をご紹介します。
デニムのウエストや太ももを自分で広げる方法
デニムは着用することで徐々に伸び、足の形に柔軟に馴染んでいきます。
新しく購入したデニムや、洗濯後に少しサイズが小さくなったと感じても、心配ないです。
初めはそのまま穿き続け、自然に体にフィットするのを待つのが最適です。
それでも窮屈さが解消されない場合は、以下の道具を使ってジーパンを伸ばす方法があります。
- つっぱり棒
- 厚手の紙
ウエストが窮屈な場合には調整できる棒を使用
ふくらはぎや太ももには問題ないが、ウエストだけがきつい場合には突っ張り棒などの調整できる棒が有効です。
ウエストの両サイドにハンカチやタオルを挟み、棒がデニムに直接触れることなくマークがつかないようにします。
棒をタオルの上に固定して、ゆっくりと広げていきます。
この状態をしばらく保つと、ウエスト部分がゆるくなります。
特に、洗濯直後の濡れた状態で行うと効果が高まります。
太ももやふくらはぎが窮屈な場合は厚手の紙を使用
太ももやふくらはぎは、突っ張り棒では広げられません。
そんな時は、厚手の紙を使います。
紙を筒状に丸めて、窮屈な部分に挿入し、内部にタオルやクッションを詰め込んで、該当部分を押し広げます。
この状態で一定期間放置すると、生地が自然に伸びて形が整います。
デニムの適切な洗濯方法
洗濯後にデニムが以前よりも狭く感じることがありますが、特に100％綿のデニムは縮みやすいです。
これは主に二つの理由によります。
一つ目は、綿の繊維が原綿（コットンボール）から糸に変わる過程で引き伸ばされ、撚りを加えながら糸にされるためです。
この処理により、引き伸ばされた繊維が元の長さに戻ろうとする力が、洗濯時の縮みの原因になります。
二つ目は、繊維が水を吸収して膨張し、乾燥時に急速に収縮するためです。
デニムを洗う際は、これらの繊維の特性を理解し、縮みを抑えるための以下の点に注意しましょう。
- 洗濯表示を確認し、適切な方法で洗う。
- 化学洗剤ではなく、天然成分の洗剤を使用する。
- 洗濯水の温度は低めに設定する。
- 洗濯時間を短く保つ。
- 洗濯後は速やかに干して乾燥させる。
- 乾燥機の使用は避ける。
デニムの洗濯頻度について
デニムは定期的に洗わないと、繊維が伸びて生地が弱まり、特に動きの多い膝部分などが擦り切れやすくなります。
しかし、正しく洗濯すれば、デニムは何度洗っても耐久性に問題はありません。
洗濯によって伸びた繊維が元に戻り、生地の劣化を防ぐことができます。
さらに、色落ちを楽しむことも、デニムの魅力の一つです。
デニムの選び方のコツ
ただ有名ブランドのデニムや流行りのアイテムを選ぶだけでは、スタイリッシュに見えるとは限りません。
良いデニムを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを理解することが必要です。
正しいサイズの把握
多くの人は自分の身長や体重は知っていますが、デニムを選ぶ際にはウエスト、ヒップ、太もも周り（わたり幅）、股下の長さといった具体的な寸法が重要です。
わたり幅とは太ももの最も太い部分の周囲のことを指し、デニムを購入する前にこれらのサイズを測ることをおすすめします。
自宅のデニムを参考にしても良いですし、店舗での購入時にはスタッフに測ってもらうこともできます。
試着の重要性
インターネットでの購入が一般的ですが、オンラインでの購入では試着ができないため、サイズ感を正確に知ることが難しいです。
デニムはフィット感が非常に重要であるため、購入前には必ず試着をすることを推奨します。
オンラインのサイズ表はあくまで目安として、ウエストや股上、わたり幅、裾幅だけでなく、素材の特性によってもフィット感が変わることを理解しておく必要があります。
また、オンラインでの購入時には、返品可能かどうかを事前に確認することも大切です。
素材の選択
ストレッチ性のあるデニムは着用するうちに伸びるため、少しタイトなサイズを選ぶと長持ちします。
対照的に、綿100%のデニムは伸びにくく型崩れも少ないため、時間が経てば体に馴染むものの、大きなサイズ変化は期待できません。
始めからきつすぎるデニムを選ぶのは避けましょう。
まとめ
デニムのフィット感を調整する方法として、ウエストは突っ張り棒を用いて、太ももやふくらはぎは厚紙を使うと良いでしょう。
作業を行う際には、生地を傷つけないようにタオルを挟んで保護し、デニムの状態を注意深くチェックしながら進めてください。
突っ張り棒を使用する時は、力を入れすぎないよう気を付けてください。
力加減が強すぎると、デニムが破れるリスクがあります。
デニムは着用することによって徐々に伸び、足の形に馴染んでいきます。
新品や洗濯後に感じるきつさも、穿き続けることで自然とフィットしてくるのを待つのが最適です。
洗濯時には、縮みを防ぐための注意点を守って丁寧に洗いましょう。
サイズ選びにおいては、自分の体型にぴったりと合うデニムを見つけるために、試着を行いながら店員さんに相談して選ぶことをおすすめします。
デニムは非常に汎用性が高く、さまざまなスタイルに合わせやすいアイテムです。
サイズが正しくないと着心地が悪くなってしまいますので、自分に合ったデニムを選び、快適にファッションを楽しんでください。
