ロタラは成長が速いため、手入れを怠るとすぐに水面に到達し、茎が光を得られなくなり光合成ができなくなります。
そのため、定期的な剪定が必要です。
さらに、ロタラには光、二酸化炭素、肥料の適切な供給が肝心です。
この記事では、
・効率的な育て方
・底床に根をしっかりと固定する方法
・根腐れやカビを防ぐ方法
を詳しくご紹介しています。
興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
ロタラ水草の茎から根が生える理由とその管理方法
ロタラ水草の茎から根が生じる現象と、その効果的な管理方法についてご説明します。
ロタラ水草の茎から根が生える原因について
ロタラは速く成長する水草で、手をかけないとあっという間に水面まで届いてしまいます。
水面に到達すると、水平方向へ成長し始めるため、この状態で葉と茎の間に根が出てくることがあります。
水草は通常「脇根」という特性を持っており、自然な反応です。
茎から根が生えた際のロタラの管理方法
ロタラが上向きに成長していれば、脇根が出るのを防げます。
そのため、以下のような点に注意して、環境を整えることが大切です。
- 横に伸びた葉は剪定する。
- 根元が密集しないように間隔を空ける。
- 脇根が多い茎はカットして再植えする。
- ソイルなどの底床材を使って、根の成長を促進させる。
ロタラの成長と底床へのしっかりした根付け方法
ロタラの成長と、底床への効果的な根付け方法についてご案内します。
ロタラの育て方と管理のポイント
ロタラは育てやすくて丈夫な水草です。
基本的なケアをすれば、順調に成長を見せます。
とくに重要な3つのポイントを覚えておきましょう。
・ロタラには二酸化炭素が必要
・ロタラにはたっぷりの光が必要
・ロタラには十分な肥料が必要
ロタラに必要な二酸化炭素
1秒に2滴の割合でCO2を供給するのが理想的です。
ロタラに必要な光
ロタラは多くの光を必要とします。
例えば60cmの水槽では、約3000ルーメンの光が求められます。
光が不足すると葉が白くなるか小さくなる恐れがあります。
ロタラに必要な肥料
ロタラは、肥料が不足すると葉が小さくなったり、脇根が発生することがあります。
ロタラの根を底床にしっかりと張らせる植え方
ロタラを上手に植え、水槽内を適切に管理することが重要です。
以下のポイントに注意してください。
・底床にはソイルを使用する
・水質を適切に保つ
・水温を適切に管理する
・植える深さに注意する
これらのポイントについて詳しく説明します。
底床に使用するソイル
隙間ができやすいソイルを使用すると、ロタラの根付きが良くなります。
水質の管理
水槽内の水質をロタラの原産地に近づけることが理想です。
一般的にはpH6.2~6.8が適しています。
水温の管理
水草にとって適切な水温は、原産地に近い状態が理想的です。
ロタラは27度以上の高温に弱いので、夏場はとくに水温管理が重要です。
植える深さ
浅すぎると水草が浮いてしまうため、茎の始まる部分まで植えるのが適切です。
ロタラの根のトラブルとカビ問題への対処法
ロタラで発生する根の問題やカビの原因、そしてそれらを解決する方法をご紹介します。
ロタラの根腐れとカビが生じる原因と対策
ロタラにおける根腐れやカビの発生には、主に3つの原因があります。
それぞれの原因と解決策を解説します。
原因①:葉をカットせずに植えることによる根の腐敗
葉は腐敗しやすいため、植える際には葉を取り除き、茎と根だけを土中に埋めることが大切です。
原因②:購入時の根巻き素材の取り扱い
購入時に根に巻かれているウールマットなどの素材は、植える前に取り除く必要があります。
原因③:古い根をそのまま植えること
茶色や黒く変色した古い根は、腐りやすいため、植える前に切り取ることでカビや根腐れのリスクを軽減できます。