新幹線の車両内にある、トイレの近くで光るランプ。
点灯している時と消えている時、どちらがトイレが使える状態なのか、多くの人が戸惑うことがありますね。
ランプの点灯が示す意味を理解すれば、もう無駄に列に並んだり、トイレから出た人を見て戻る手間を省くことができます。
この記事では、新幹線のトイレランプの機能とその使い方について解説します。
新幹線のトイレ表示ランプの読み方
東海道新幹線の一部車両には、トイレの使用状態を知らせるランプが設置されています。
トイレ入口の自動ドア横にあるトイレマーク付近にあるこのランプは、点灯している場合は「使用中」を、消灯している場合は「空室」を示します。
一般の家庭のトイレと同様に、ランプが点灯している時は中に誰かがいることを意味し、消灯している場合は誰も使用していないことを示しています。
男性はトイレを素早く済ませることが多いので、ランプの表示をあまり重視しないこともあります。
トイレランプの制御方法について
新幹線のトイレランプは、トイレの鍵の操作によって点灯及び消灯が制御されます。
鍵をかけるとランプが点灯し、鍵を解除すると消灯します。
鍵がかかると、金属部分が接触して電流が流れ、ランプが点灯する仕組みです。
このシステムには「マイクロスイッチ」という部品が使用されており、動作はとてもシンプルです。
新幹線のトイレに設けられた非常用ブザーの役割とは？
新幹線のトイレには、乗客が非常時に対応できるよう非常用ブザーが備えられています。
このブザーは、利用中に体調不良を感じたり、何らかのトラブルで出られなくなったりした際に非常に重宝します。
ブザーを押すと、トイレの外に設置された天井ランプが赤色に点灯し、ブザー音とともに非常事態が発生しているトイレの位置が乗務員に知らされます。
これにより、乗務員が迅速に駆けつけて対応することができます。
このブザーシステムは、体調不良の際だけでなく、鍵の故障やトイレットペーパーがなくなった場合など、さまざまな状況で利用者の助けとなる設計になっています。
新幹線のトイレ使用ガイドまとめ
新幹線において、駅に近づくとトイレは混雑しがちです。
これは、多くの乗客が降車する前にトイレを利用しようとするためです。
事前にトイレの使用を計画することで、混雑する時間を避けてスムーズに利用できます。
特に、小さいお子さまをお連れの場合は、計画性が非常に重要です。
安全面からも、列車が停車している時はトイレの使用を控えることをおすすめします。
この時間帯には置き引きなどの犯罪に遭うリスクがありますので、常に貴重品は身につけておくことが賢明です。
また、新幹線のトイレ設備は近年向上しており、おむつ交換台やウォシュレットなど、清潔で便利な設備が整っています。
赤ちゃん連れの方にも、安心して利用できる環境が整っています。
多目的室も設置されており、これはおむつ交換や授乳にも適した広々としたトイレが近くにあるため、子連れの旅行者にとって大変便利です。
多目的室がある車両は、アクセスしやすいホームに停車することが多く、エレベーターの利用も容易です。
これらの便利な設備をうまく利用して、安心して快適な旅行をお楽しみください。
